国内初の月経カップ、スクーンカップ。産経新聞でも紹介されました

 

 

産経新聞にスクーンカップのブランド、米国スクーン社の創設者、浅井さとこの記事が掲載されました。

 

浅井はいつも新しいアイデアに満ち溢れていて、どんなことにも挑戦的です。

 

どうして彼女がいつも前を向いていられるのか?

 

それは「世界中の生理のある人が、自分の性に縛られず、自分らしく生き生きと人生を楽しんでいってほしい」気持ちがあるから。

 

そんな彼女の想いが、SckoonCupの礎となっています。

 

※以下、記事より抜粋

 

ためるタイプ

 月経カップは経血を吸収するのではなく、膣内でためるタイプの生理用品。欧米では50年程前から使われ、特にここ数年で普及してきたという。国内では販売されておらず、個人輸入するしかなかったが、今年3月、医薬品医療機器等法に基づく初めての月経カップ「スクーンカップ」が発売された。(略)

 販売元のスクーンジャパンによると、慣れるまで何周期か必要な場合もあるが、コツをつかめば中に入っているという感覚はなくなり、経血が空気に触れないため臭いもしない。洗って何度でも使えるためエコで経済的だ。旅行や水泳に生理が重ならないよう、薬でずらす必要がなくなったという声もあるという。

 

制約から解放

「生理だからできないという制約から解放されて、自分がしたいことができる。ライフスタイルも変わると思います」とスクーンジャパン代表の浅井さとこさんは語る。

 浅井さんは米国在住。金融業界での勤務経験を経て2002年、米国でオーガニックコットンのブランド「スクーン」を立ち上げた。2010年、生理用中に学校を休んでいるアフリカの女子学生に商品の布ナプキンを寄付し、他のメーカーが寄付していた月経カップの存在を初めて知ったという。

「感動し、もっと使いやすい物を作ろうと思いました」。

3年かけて開発し、日本人も含めた数百人の女性へのヒヤリングを経て2013年に世界12か国で発売した。現在は日本を含めて15か国で販売している。

 生理サイクルで膣内の状態は変わるといい、カップの挿入のしやすさもその時々。こうした体の状態に向き合うことは、自分の体をより理解することにもつながるという。浅井さんは「月経カップを通じ、自分を大切にしてほしいとのメッセージを伝えたい」と願っている。

 

感覚取り戻す

 女性の体や性にまつわる相談業務などを行うウィメンズセンター大阪の原田薫代代表(51)は「月経カップのような道具との出会いは、自分の身体感覚を取り戻すためのきっかけとなる」と話す。

 女性は(略)生理について「面倒だ」などと考えて自身の体への感覚を鈍らせがちだ。だが、生理の何が不快なのか、どうすれば快適になるのかを考えることが自分の体と向き合う第一歩になるという。

 原田さんは「自分の体を知ることはとても大切。経血だけでなく、体調などによって日々変化し、体を守っているおりものにも注目してほしい」と話している。


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